| <紹介文> |
〔 時間の園 〕
流れゆく季節、うつろいゆく自然の風景、身体の記憶や思考、
心の葛藤の端と端を結びつける。
すると新しい形が見えてくるような気がしてくる。
そして時間は過ぎ、新しい空間へと変化していく。 |
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<記> 高田竹弥
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今回、iTohenにて第56回目となる企画展では、
弊廊にて三度目の開催となる高田竹弥新作展 <時間の園>をご披露致します。
今回の新作を拝見すると、以前よりも作家の<我>を感じる。
高田氏の作品には珍しいことだ。少し、攻撃的な意志をも感じるとでも言ったら良いだろうか。
ただ、それが画面を通じ、まるで木立の中から降り注ぐ太陽光のような、
とても心地のよい刺激を与えてくれるから不思議だ。
加えて“潔さ”も感じる。自分で創造したものを見つめ、
また普段の生活そのもののあり方を見つめた作家ならではの証なのか。
今回の作品群からは<時間の蓄積>も感じるのだ。
<時間の園>と提示してきた高田氏の作品の中に、一鑑賞者としての私を埋没させた時、
揺るぎない安堵の時間を与えられたような気持になった。 |
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<記> SKKY_鯵坂兼充
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[ 新作なのに古びの美が宿っている不思議 ]
高田竹弥さんの作品を見るのは昨年3月以来だ。前回の個展ではボックスアートがメインだったが、今回は絵画とボックスアートを
中心としたラインアップである。
ボックスアートといえば、拾った様々な物や写真、 コラージュなどを箱の中に収めるのが普通だ。
しかし、今回の彼の作品は箱の中に2点の平面作品が ひもで綴じられた独特の形式。絵画とボックスアート、 両方の要素を併せ持つ世界が形作られている。
絵画の方は、白っぽい画面の中から薄っすら他の色彩や模様らしきものが見えてくる。まるで古民家や寺院の 壁を思わせる深みと静謐さをたたえているのが特徴だ。
また、変わった色と形の石、木の実の殻、古道具類が 作品と同格で並べられていたり、立原道造の詩2編が 控えめに貼られているのもとてもユニーク。
いずれも演出というより不可欠な要素として扱われて おり、そこから高田さんの芸術観を窺う事が出来る。
骨董の世界では「いい景色をしている」と言って良品を 讃える事があるが、
高田さんの世界はまさにそれだ。 時間だけが関与できる“古びの美”。
高田さんはそれを自在に操ることが出来る稀有な人だ。 |
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